2016年8月28日日曜日

いわき開催 「家庭医療サマー・フォーラム in ふくしま 2016」 (第114回 FaMReF)


2016年8月27日・28日、夏も終わりに近づいた週末の両日。
2006年から福島県立医科大学 医学部 地域・家庭医療学講座の主催で毎年おこなわれている「家庭医療サマー・フォーラム in ふくしま 2016」が開催されました。
栄えある開催地となったのは、昨年に引き続き2年連続で我らがいわき市!
しかも会場はかしま病院。
遠くは長崎県からの訪問に、ホスト&ホステス一同 歓迎の舞で「おもてなし」
 
さあ、初日のメインプログラムの企画を任されたのは何を隠そう わたくし!
「どれだけチャレンジャーな主催者なの?」とぼやきつつ、無い知恵絞って考えたのが、

「プロフェッショナル 総合診療の流儀」

NHKの人気番組「プロフェッショナルの流儀」を参考に(決してパクってはいません 笑)、患者中心の医療の方法の実践など総合診療の流儀を貫いた結果、困難な局面から光が差し(明確なターニングポイントの実感)、その瞬間から未来への継続的成長を確信することが出来た 現指導医陣が経験した幾つかの事例を共有し、参加者に総合診療の専門性を深く学んでもらおうと目論みました。

「本当にケアするべきなのは母親だった」 (家族もケアの対象)

「本当の受診理由を見つめる」

ワン・フレーズにしてしまうと、総合診療医のピアコンピテンシーを学ぶ わたくしたちにとって見慣れた感じの教訓ではありますが、プレゼンに協力してくれた指導医らによる実体験を目の当たりにする臨場感と、もがきあがいた結果 たどり着いた省察が深過ぎて、結果として上級編に仕上がったかな~? と思い、今回参加してくださった医学生を含む初学者に どこまで伝わったかは不安が残るところではあります。

更に…

「診断は単なる手段の一つ、目的は何?」

などと、医師の仕事の核心を爆破しかねない過激な内容で締めてしまったわたくし。
益々わけの分からない内容になりました。
しかしながら、診断にはじまり診断に終わる医師の仕事を見つめ続けてきたからこそ見い出せた小生の「診断」というものへの気づき、そして「診断」の意味合いと深さと重さと、しかも「診断」には柔軟な軽やかさも求められることが、少しでも参加された皆さんに伝わったなら嬉しいです。




「家庭医は夜つくられる」
というわけで、会場を勿来海水浴場至近の宿舎に移し懇親夕食会。


二次会は「土曜だから夜更かし💋」と題して、司会に「マ〇〇デラックス」が登場!
熱くて暑くて、ぶ厚い夜は更けていくのでした。



さて、どこからが2日目なのかは定かではありませんが、朝起きると週明けに台風が接近予定の勿来海水浴場の荒々しい波を眺めながら ちょっとだけ砂浜を全力疾走。
しかし、このぐらいの波は それほどでもないことを後に思い知ることになるのでした。


さて、2日目のメインプログラムは 「家庭医の頭のナカ」
家庭医の頭のナカ つまり思考回路を丁寧に深みまで解剖し、理解を深めるレジデント渾身企画のワークショップ!
それぞれの役割に気合が入り、参加者のレベルの高さ故、鋭い意見の連発に深酒による眠気も吹っ飛びます。




最後のセッションは葛西主任教授によるCinemeducation
今回の題材となった映画は「マーヴェリックス/波に魅せられた男たち」
今朝の勿来の波とは比較にならないぐらいの巨大な波に挑む主人公の姿に、息を飲んで純粋に観入ってしまいました。
「人は何故、挑み続けるのか?」
「自分は何故、ずっとテキトーなのか?」
それでいて 「つらい! 死ぬほど つらい!」と文句を言いながらも「何故 走り続けるのか?」
あらためて考えながら、サマー・フォーラムのエンディングを迎えるのでありました。


全国から足を運んでくださった参加者の皆さんの目に「いわき」がどのように映ったのか?
少しでも楽しんで、学んでいただけたのであれば本望です。