2014年12月20日土曜日

今年の学びを振り返ってみよう ~第98回 忘年FaMReF@福島医大~

今年最後の家庭医療レジデント・フォーラム


今回のメインテーマは、終末期の医療における患者とのコミュニケーション

あまり話をしない患者さん…
声をかけづらい雰囲気…医師としてどうするか?

家庭医療後期研修医の経験事例
患者のネガティブな発言や雰囲気に、研修医自身もネガティブな感情になり、回診が苦痛に感じたりもしたという。
それでも、何を話すわけでもなく根気づよくベッドサイドに通い、辛い時間を共有し続けながら、患者さんの人生そのもの・背景に迫ることで、それ自体が患者さんを癒し、コミュニケーションの困難さが解消された体験を紹介してくれた。
行動理論の適用の難しさを認識するとともに、その困難な経験の積み重ねを次に活かしていくことが、我々に求められていることを一同再確認した。



引き続いて講座の忘年会へと突入!
個人的にも今年を振り返ってみた。

今年は、いわき市医師会理事に選任され、右も左も分からず戸惑いながらも生涯教育・学術担当理事としての活動をさせていただいた。
理事会などをとおして、非常に厳しい状況の中でも、いわきの医療をなんとかしようと尽力している熱き志を持った医師たちが沢山いることを肌で感じることができた。
また、今年は非医療従事者向けの教育の機会に恵まれた一年であった。
毎年恒例の小学生向けの医師職業体験プログラム「キッズ医者かしま」の企画だけでなく、学校や幼稚園の職員・保護者向けの食物アレルギーに関する講習会の講師、いわき市内の中学校の生徒会役員を中心に志高い中学生達を対象としたワークショップ「いわき志塾」の講師、船舶衛生管理者を目指す水産学科の卒業生への講義、教育委員会の先生方や学校の先生方との出会い…
今年は私自身の社会勉強に終始した感じではあったが、来年は実際の社会貢献に繋げられるように活動を続けていきたい。

2014年12月12日金曜日

極上の空間に酔いしれて ~平成26年 養生会大忘年会~


2014年12月11日
昨夜は養生会恒例の大忘年会
職員代表で構成される職員の会が多忙の業務の合間を割いて鋭意準備に準備を重ねてたどり着いた「極上のおもてなしの空間」
まさに晴れ舞台とも言うべき目出度いひと時

だから、職員の会会長の開会宣言には重い想いが乗るのである

今年は養生会にとってメチャクチャ大変な一年だった
なんといっても電子カルテの導入・・・
医療政策転換という名の荒波の中、病棟再編という大きな舵取りもあった
それでもなんとか全職員の血と涙の努力の甲斐あって今日がある

ここで働くことができることへの有り難みを再確認し、感謝の気持ちを強くする夜(~翌朝)

当然、とことん呑まずにはいられないし、朝までとことん歌い、踊り、語り、そして一年後のご褒美に向かって、わずかな仮眠の後に何事もなかったように また働きだすのであった




2014年12月11日木曜日

たった一回の後悔が繋ぐ団結力 ~生きざまそのものを写す鏡:忘年会~

熱き血潮の医師いわく

「病院の忘年会で、たった一度だけ気合の入っていない演技をしたことがある。いまでも後悔している…」

それ以来、一年を締めくくるべき忘年会への思い入れが猛烈に強くなったという。
そして今年も周囲を圧倒する勢いで、真剣かつ熱心に率先して余興の準備を進めておられる。
周りの医局員たちも、その勢いに牽引されてやる気スイッチON!

かねてから、かしま病院の忘年会の熱さには毎年圧倒されてきたが、それは紛れもなく こういった職員一人ひとりが 高く舞い上がる想い描いて、花咲く氷の結晶のように輝いていたからに他ならない。

いま、病院ではスタッフ不足の波が、更なる離職を生む負のスパイラルに陥り、各部署からは「通常業務だけで手一杯なので、忘年会の余興の準備どころではない」という声もきこえてくる。
でも、そんな危機的状況だからこそ、馬鹿な医者どもが立ち上がり、体を張ってメッセージを伝えようじゃないか!

いま、私たちが、ここに生きているということ それ自体の尊さや有り難さを実感できるように…