2018年1月18日木曜日

環境が育むプライマリ・ケア ~実践家庭医塾~


今回の家庭医塾では、今月 地域医療研修で いわきを訪れている臨床研修医の気づきが示されました。
例えば、同じ皮膚科領域の診療の場であっても、大学病院とプライマリ・ケアの現場とでは様相が違っていて、同じ医師であっても、異なる振る舞いが求められます。
つまり、高度な最先端医療の提供という使命が明確な大学病院に対して、プライマリ・ケアの現場では、目標がより曖昧で不確定要素が多いがゆえに、より患者中心の医療の方法を駆使したアプローチが求められます。
そのことに気づくことができただけでも、いわきに来てくれた甲斐があったのではないでしょうか?

2018年1月14日日曜日

第129回 家庭医療レジデント・フォーラム@サンシャインいわき with 第61回 小名浜地区一周駅伝競走大会


全国的に大雪被害が出ている中、変わらぬサンシャインないわき!
歴史ある第61回小名浜地区一周駅伝競走大会の応援から始まった第129回FaMReF


メインプログラムとして、いわきチーム2人の専攻医からポートフォリオが提示されました。
森薗先生からは、プロフェッショナルとして「これでもか!」というぐらい高度な複雑さと曖昧さを扱う経験ができた事例が示されました。
どのような状況でも患者さん・ご家族に真摯にかつ丁寧に向き合う、真面目で実直な彼ならではのプロフェッショナリズムを堪能できる力作でした。
藤原先生からは、学生・研修医に対する教育セッションを企画・運営に取り組んだ事例が示されました。対象者を意識して実施することの重要性や、セッションを繰り返すことでファシリテーターとして成長していく様子がわかる、これまた大作でした。

2017年12月16日土曜日

年末だよ、全員集合! ワールドカフェ@大原 ~第128回 家庭医療レジデント・フォーラム~

ポートフォリオ検討会では、いつも通り活発な意見交換がなされました。
うまくマネジメントできた時、それに満足せずに、何故うまくいったのか?
今後、同じような事例に出会った時にも再現性を持って適切なケアができるだろうか?
そのために、私たちが日常診療で励行すべきことは何か?
深く考える機会となりました。


さて、今回は特別企画としてワールドカフェを行いました。
考えてみれば、参加者全員が知り合いという状態で行うワールドカフェは初めてだったので、新しい発見や斬新な意見が出るのか疑問でしたが、講座との出会いや講座の良いところなどを一人ひとりあらためて語ってみると、やはり新たな発見があるものだと感じました。
講座の仲間のそれぞれの想いを再確認し、今後のビジョンを確立していくための、なんらかのきっかけになるのではないでしょうか?




2017年12月7日木曜日

多職種で切り拓く家族志向の地域リハビリテーション


単なる変態なだけでなく、実は いわき地域リハビリテーション広域支援センター長のわたくし

家族志向の地域リハビリテーションと題して多職種ワークショップを企画しました

当日は、実際の患者さんとご家族をモデルとしたケアの困難事例を教材として学んでいただきます

「劇団かしま」の皆さんによる再現ドラマも見ものです

ケアのパートナーであり ケアの対象でもある家族を基点に、多職種の英知を結集し、問題解決への道筋を切り拓いていただければ嬉しいです



地域リハビリテーション研修会

多職種ワークショップ【難攻不落編】

家族志向の地域リハビリテーション

日時:2018130日(火)1830分~20
場所:いわき市総合保健福祉センター


ワークへの参加は事前申込制ですが、当日のご聴講も可能です



2017年11月28日火曜日

「走り過ぎは体に悪いですよ」って言わないで!

ランニングが趣味の私、この秋10月と11月の2ヶ月間に3つのフルマラソン大会に出場し、すべて3時間台で完走しました。そのための準備として、8月から月300㎞以上のランニングに励んできました。そんな話をすると、多くの方から「そんなに走ったらかえって体に悪いんじゃないですか?本末転倒ですよ!」といった具合にお叱りを受けます。確かに走り過ぎですし体に悪いことは明白です。しかし、そのようなご指摘を受ける度に、私の心中は乱されることになります。それは何故でしょう?実はこの事例の中に、私達が家庭医として患者中心の医療の方法を実践していく上で大変重要な示唆が隠れています。
走り過ぎを指摘してくださる方々には恐らく、ランニングが趣味の人=健康志向の高い人(ランナーは長生きするために走っている)という思い込みがあり、「頑張っているのに早死にしては大変!」と心配してくださっているのかもしれません。しかし、もしも私の趣味が熊と格闘することで、この秋10月と11月の2ヶ月間に3頭のヒグマに戦いを挑み、なんとか生還したところです。と言ったら、あきれて誰も何も言わないかもしれませんね。熊と格闘することを趣味とする知人はいませんが、もしもそのような人がいるとすれば、健康のために戦うのではなく、その人にしか理解できない固有の悦び(萌えツボ)がそこに潜んでいるはずです。そんな人に対して「危ないから止めなさい!」と一方的に言ったところで止めるはずありません。例えが極端になりましたが、ランニングも同様に、主な目的が健康のためではない人もいるのです。ちなみに、私が走る理由は単純で、もともと大好きなお酒が更に美味しくなるからです。う~ん、ますます体に悪そうですね(笑)

さて、医療を提供する私達の中には、医療機関を利用する患者さんは自身の健康のために受診しているし、健康増進のための努力をするべきである。なんて思い込みが染みついているのではないでしょうか?私も「せっかく受診してくれているのに早死にしては大変!」とばかりに強引に禁煙指導したりと、医学的に正しいと思われることをどんなに力説しても、うまくいかないことが多々あります。そんな時には必ずと言っていいほど、詳しい事情や患者さんの想いを深く探らないと理解しにくい固有の物語が潜んでいます。家庭医には、患者さんが想いを充分に吐露できる環境を提供し、引き出された情報をもとに共通の理解基盤を見出し、患者‐医師関係を強化していく能力が求められます。

2017年11月19日日曜日

ディープなお話 炸裂! ~第127回 家庭医療 レジデント・フォーラム@相馬~

冬型の気圧配置が強まり、日本海側は雪とのことだが、晴天の浜通りをストレスなく北上し相馬へ!

臨床研究、行動変容に関する困難事例、認知症のケアなどなど、今回も専攻医からの多彩でディープな相談が持ち込まれ、指導医陣からは鋭いツッコミやぶっちゃけ話など為になるアドバイスが数多く飛び出し、大いに盛り上がりました。

〆の Cinemeducation の教材は、ドイツ映画 千年医師物語 ペルシアの彼方へ「The Physician」
医師としての志、公衆衛生、感染制御、死生観、医学の歴史などなど、短いクリップを通して様々なことを考え語り合った。

2017年11月3日金曜日

未来のリーダー達の光 ~2017年度第6回 いわき志塾~

お邪魔するのも もう4年目となり、11月初旬の恒例行事になりつつある「いわき志塾」医療系スタッフの講師確保協力
昨年は「代打オレ!」事件が起こり、急遽 自分が講師役を務めましたが、今年は予定通り高見の見物をさせてもらいました。
志塾講師の初陣となる家庭医療専攻医ら2人も それぞれの渾身の物語を中学生相手に楽しく伝えてくれている様子を見届けることができました。
中学生たちの発表を聴いて、夢に向かってポジティブな気持ちで楽しく生きていくことと、感謝の気持ちを忘れずに、独りよがりにならず相手のことを考えながら、一人ひとりと向き合っていくことの大切さを再認識しました。